Process — 制作工程
「話さずに作れるわけがない」と思うのが普通です。ここでは、その理由を工程ごとに開いて説明します。隠している手順はありません。
普通の映像制作で打ち合わせが要るのは、決まっていないことが多すぎるからです。尺は。予算は。修正は何回まで。いつまでに。どこまでやるのか。これを詰めるために、電話とメールが往復します。
この工程を消す方法は1つしかありません。決めることを、先に全部決めておくことです。
| 普通は打ち合わせで決めること | ここでは |
|---|---|
| 予算 | ¥19,800 / ¥49,800(公開) |
| 尺 | 30秒 / 60秒(プランで固定) |
| 納期 | 3営業日以内 |
| 修正回数 | 1回 |
| どこまでやるか | 含むもの・含まないものを全部公開 |
| 仕様 | 1080×1920 / 30fps / H.264 |
残っているのは「何を伝えたいか」だけです。それは話さなくても、3行書けば伝わります。
ご購入後、こちらで動いている中身です。緑が機械、朱が人間の担当です。
これは実際の検査結果です。作例③(店舗・ランチの告知)を書き出す前に走らせたものを、そのまま載せています。
Layout の 9 sample(s) は、30秒のタイムラインを9点で切って、その時刻の画面を1枚ずつ調べたという意味です。
| 検査 | 見ているもの |
|---|---|
| Lint | 構造の間違い。書体が用意されていない、時間の指定が抜けている、など |
| Runtime | 実行時のエラー。素材が読み込めていない、など |
| Layout | 文字が他の要素の下に隠れていないか。枠から文字がはみ出していないか |
| Motion | 動きの指定が壊れていないか。途中の時刻に飛んだとき絵が崩れないか |
| Contrast | 文字と背景の明るさの差。WCAG AA を全文字について測る |
「文字が被っていないか」「小さすぎないか」「読みづらい色になっていないか」は、普通は人が目で確かめるところです。だから確認の往復が生まれます。
ここでは機械が先に見てから書き出します。実際、作例①では見出しに飾り罫が31ピクセル被っていたのを機械が見つけました。目視では気づきにくい量です。
全部を自動にはしていません。自動にすると品質が落ちる工程があるからです。
言い方を変えると、機械は「間違いを見つける係」で、人は「何を言うかを決める係」です。逆にすると、速いだけの動画ができます。
この工程には向かない仕事があります。先に書いておきます。
これらが必要な場合は、正直に他所をあたってください。無理に受けて期待に届かないほうが、お互いに損です。