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設計理論

キャラクターは「描いて終わり」じゃない

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STUDIO PATTI

2026.07.12 ・ 読了 約2分

どうも、合同会社スタジオパッチ代表の池本です。

今日は「キャラクターは、描いて終わりじゃない」という話をします。

結論から言います。
キャラの価値は、絵の上手さでは決まりません。
「設計」と「育て方」で決まります。

名刺の隅で固まるキャラ

こんな場面、心当たりないでしょうか。
会社のマスコットキャラを、けっこうな予算で作った。
着ぐるみも作った。
でも気づけば、名刺とHPの隅で固まったまま、ピクリとも動いていない。

「あれ、うちのキャラ、最近どこ行った?」
そんな声が社内で漏れる。

この「作ったのに動かない」現象、キャラのデザインが悪いんじゃないんです。
設計が、絵の部分で止まっているだけなんですよね。

「描いて終わり」の死因

ボクはテレビ番組のディレクターを、7年やってきました。
そのあと絵本「おばけのパッチ」を出版して、今はキャラの設計を仕事にしています。
その両方でわかったことがあります。

コンテンツは、作った瞬間が完成じゃない。
そこがスタートなんです。

番組は、放送して終わりじゃありません。
反応を見て、次を作ります。
キャラクターはもっと極端で、「作った後」が9割です。

なのに多くの現場で、キャラは絵が納品された時点で完成扱いされます。
運用する人も、育てる予算も決まっていない。
だから、生まれた瞬間に眠りについてしまうんです。

理由は3つ。

理由1:設定書があれば、中の人が代わってもブレません。

キャラの性格、口調、やること、やらないこと。
これを1枚の設定書にしておくんです。
すると、SNSの担当者が代わっても、キャラの人格は変わりません。
「この子、前と喋り方変わった?」
フォロワーにこう思わせた瞬間、キャラへの信頼はガクッと落ちます。
設定書は、その事故を防ぐ保険です。

理由2:設定書があれば、外注に安心して任せられます。

社内に絵を描ける人がいなくても大丈夫。
「この設定の通りに描いてください」と渡せば、誰が描いてもキャラが崩れません。
逆に設定がないと、外注のたびに別人のようなキャラが上がってきます。
「うーん、なんか違うんだよなあ」
この無限ループ、経験ありませんか?

理由3:設定書があれば、炎上しにくくなります。

「このキャラは政治の話をしない」
「他社をいじらない」
先に決めておけば、中の人は迷いません。
炎上の多くは、キャラの人格の輪郭がないまま、中の人がノリで発言して起きるんです。
輪郭さえあれば、事故は激減します。

もう一度、結論です

キャラクターは、絵である前に人格です。
絵の発注より先に、1枚の設定書を作ってみてください。
「このキャラは何者で、何をして、何をしないのか」。

これを決めるだけで、キャラの寿命は何倍にも伸びます。
絵は、その設定を映す鏡。
順番を逆にした瞬間、キャラは動かなくなるんです。

実験は続く。
では。

合同会社スタジオパッチ
代表 池本将

おばけのパッチ

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