どうも、合同会社スタジオパッチ代表の池本です。
今日は「キャラは、囲い込むより開放する方が強い」という話をします。
結論から言います。
作者がキャラを独占しない方が、そのキャラは長生きするんです。
開放は損じゃないの?
キャラを持つ人が、必ず一度は思うことがあります。
「二次創作を許可したら、勝手に使われて損するんじゃないか」
「せっかく作ったのに、タダで使われるのは嫌だ」
その感覚、すごく自然だと思います。
ボクも最初はそう思っていました。
「自分のキャラは、自分で管理したい」
そう握りしめていたんです。
でも、構造を調べるほど、その考えがひっくり返りました。
ミクと東方の逆転構造
初音ミク。
二次創作を広く認めた結果、無数のクリエイターが曲を作り、絵を描きました。
「歌手」ではなく「楽器」として開放されたのが、決定的だったんです。
東方Project。
個人制作なのに、二次創作のガイドラインを公開しました。
そこから同人誌、音楽、ゲームの巨大な創作圏が生まれたんです。
大事なのは、個人でもこの生態系を作れると証明したこと。
理由は3つ。
理由1:二次創作は、お金のかからない広告になります。
ファンが作品を作るたびに、キャラの名前が広がります。
広告費はゼロ。
「このキャラ、いろんな人が描いてる。
人気なんだ」
この空気が、勝手に生まれていくんです。
理由2:ファンが創り手になると、愛着が桁違いになります。
ただ見るファンより、自分で描いたファンの方が、圧倒的に離れません。
「このキャラ、もう自分の一部だわ」
そう思ってくれる人が、コミュニティの核になります。
理由3:作者ひとりの限界を、超えられます。
どんな天才でも、1人で作れる量には限界がありますよね。
でもコミュニティ全体なら、その限界を軽々超えていきます。
「気づいたら、自分の知らない物語が増えていた」
これが、開放したIPだけが手にできる景色です。
もう一度、結論です
キャラを守るとは、囲い込むことじゃありません。
育つ環境を用意することです。
時に、手放すことが一番の育て方になる。
ボクはこれを、自分のキャラで実験している最中です。
実験は続く。
では。
合同会社スタジオパッチ
代表 池本将