どうも、合同会社スタジオパッチ代表の池本です。
今日は週報の話をします。
週末になると、その週にやったことや数字をひとまず振り返るようにしているのですが、今週はその振り返り方そのものについて考えることが多かったので、そのままお話しします。
本日も結論からいきましょう。
結論は、週報で本当に大事なのは数字そのものじゃなく、数字を見て「あれ?」と引っかかった瞬間の方だ、ということです。
数字は結果に過ぎない
よくある光景から入ります。
多くの会社が週次でレポートを作りますよね。
フォロワー数、閲覧数、成約数、それらを並べてグラフにする。
キャラクターを運用している現場でも同じで、グッズの売上やSNSの反応を毎週数字で追う会社は多いです。
これ自体は悪いことじゃありません。
むしろ大事な習慣です。
でも、数字だけ並べて満足するレポート、正直あまり意味を生まないんです。
「先週より少し増えました」で終わる会議、想像つきませんか。
数字は動いたのに、じゃあ来週何をすればいいのか、誰も答えを持っていない。
この状態、めちゃくちゃよくあると思います。
数字は「起きたこと」を教えてくれますが、「なぜ起きたか」は教えてくれません。
そこは人間が翻訳しないといけない部分です。
感じ方は事実、直し方は仮説
ここで思い出すのが、ピクサーのフィードバックの考え方です。
「感じ方は事実、直し方は仮説」という原則があります。
つまり「なんか物足りない」という感覚そのものは動かせない事実だけど、「じゃあこう直せばいい」は一つの仮説にすぎない、という区別です。
これ、数字にもそのまま当てはまると思っています。
「増えた」「減った」は事実です。
でも「だからこう動けばいい」は、あくまで仮説です。
週報にその仮説を書き残しておくかどうかで、翌週の動き方がまったく変わってきます。
仮説を書かずに数字だけ眺めていると、来週もまた同じように数字だけ眺めて終わります。
ボクは週報のいちばん下に、必ず「たぶん理由はこれ」という一行を足すようにしています。
合っているかは分からなくていいんです。
仮説を残すこと自体が、次の実験の入口になります。
遅行指標という前提
もう一つ意識しているのが、数字は基本的に「遅行指標」だということです。
フォロワーが増えるのも、問い合わせが来るのも、その前に何かを出した結果として後からついてきます。
……ということは、今週の数字は先週やったことの答え合わせにすぎなくて、今週感じた違和感の方が来週以降の数字の原因になります。
「今週なんとなく反応が薄かったな」「この投稿だけやけに読まれたな」、そういう手触りの記録の方が、実は次の一手を作る材料になるんです。
ガクッと数字が落ちた週ほど、原因を雑に片付けたくなりますが、そこで立ち止まって理由を言葉にしておく。
それが半年後に見返したときにちゃんと効いてきます。
だから週報は「先週の成績表」として書くより、「来週への仮説メモ」として書いた方が機能する、というのがボクの実感です。
というわけで、もう一度結論をまとめます。
週報は数字の報告書じゃなく、仮説のログです。
数字が動いた理由を、その週のうちに自分の言葉で残しておく。
それだけで、同じ数字を見ても得られるものが変わってきます。
というわけで、実験は続きます。
では。
合同会社スタジオパッチ
代表 池本将

